EAを始めるならば、2022年は絶好の相場だと考えています。
いくつか明確な理由がございますが、それを語る前に2021年の相場情況とEAの特性について説明していかなければです。
まずEAには様々な種類があります。
短期売買型や長期保有型、順張りに逆張りなど多種多様なロジックが組まれており、その中にはワンポジ型やナンピン型と言った種類に分けることもできます。
その色々なEAを同時に組み合わせる事によって、お互いの弱点を補い損失を回避しながら利益を上げることの出来るポートフォリオを組むことが出来ます。
これによりレンジ相場でもトレンド相場でも利益を上げられる可能性をより高めています。
しかし、いくら特徴の違うEA同士を組み合わせても勝てずに大きな損失を出してしまう時があります。それがここ最近で一番話題となっているコロナウィルス禍による大きく相場が荒れた時期です。
それまでの相場は、ドル円ですと110円を越える高値で取引をされていましたが、コロナウィルスの蔓延により世界的にリスク回避の傾向が強まったことで、僅かな期間に1000pipsもの急落が発生しました。
その結果、それまでは順調に利益を積み上げていたEAが大損害をもたらしてしまったのです。
ナンピン型やワンポジ型のEAに限らず、トレンド相場に強いはずのEAですら利益を上げることが出来ませんでした。
なぜこのような事態になってしまったのかと言うと、EAのロジックは利益をコンスタントに上げられるようにかなり複雑なプログラムを組んでいます。
ですが短期間に1000pipsも変動するような相場を想定しているEAはありません。
それが2月の末~3月にかけて多くのEAが資金を溶かしてしまった原因です。
しかも数日後には800pipsも急騰していることから、往復ビンタを喰らった方も多かったのではないでしょうか。
その後もボラティリティが高い相場状況が続きましたが、幸いにも急騰急落する事は無く比較的落ち着いた相場となりました。
2022年は絶好のチャンスか?
ではどうして2021年がEAを始めるのに絶好の時期かと言いますと、2020年ほどの荒れた相場情況にはならないと予想しているからです。
2020年〜2022年が荒れた相場になった原因は、コロナウィルス蔓延によるリスク回避のためです。
前例の無いパンデミックにより市場は混乱しました。それ2022年2月のウクライナショックスです。
それが相場の急騰急落につながったのです。
ですが今の市場関係は違います、すでにコロナウィルスと言うものは織り込み済みとなっています。
なので仮にコロナウィルスが原因で大企業が倒産してしまっても、以前ほどの混乱は起きないはずです。
コロナ禍以前の大相場と言えば、2008年のリーマン・ショックの時です。
この時も「まさかあんな大企業が倒産するなんて」と言われるほどのインパクトがあったため、市場関係は大きく混乱しました。
為替相場も同じく、短期間にドル円で1000pipsもの急落を招く事態となったのです。
この2つの事象からも分かるように、前例の無い事態が起こると市場関係はパニックに陥り為替相場が急騰急落してしまうと言う事です。
そして今回、コロナウィルスが世界規模で蔓延と言う事態をすでに経験済みです。
「まさかあんな大企業が突然倒産するなんて!」
「コロナウィルスが流行してるから、あの会社でも耐えられなかったか」
同じ大企業が仮に倒産してしまっても、コロナ禍以前とその後では意味合いが違ってくるのです。
前触れの無い倒産ですと混乱に陥りますが、すでにコロナウィルスを織り込み済みだとそれほど混乱は起きないはずです。
それが為替相場にも影響を及ぼし、突然の大企業の倒産だと相場が急落するでしょうし、すでに織り込み済みだと相場の下落幅は僅かになるはずです。
「それが2022年にEAを使うには絶好の時期と関係があるの?」
と言いますと、上記でも解説しました通りEAと言うのは想定していない急騰急落に弱いです。
つまりコロナ、ウクライナ危機を織り込み済みの2022年の市場は、大きな事件等があっても今までのように急騰急落しない可能性が高いと予想しているからです。
もしかすると短期間の間に200~300pipsの変動はあるかもしれません。知らんけど、、、、
ですが数日間に1000pips以上の変動するような相場はしばらく来ないだろうと考えています。
実際にドル円が1000pips以上変動した相場は、リーマン・ショック時の12年も前のことです。
よって、しばらくは大きな変動の無い相場なのでEAを稼働させるには絶好の時期ともいえるのです。
これはあくまで私の予想なので、皆さんは参考程度に留めておいてくれると助かります。
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